第10話 格子の着物
やーっと 待ちに待った袷の季節がやってきました。
私もさっそく 1日から袷の着物を着始めました。
この夏は さすがに暑すぎて
普段着としては あまり袖を通さなかったので
色々な方から
『やっと着物の季節になったねえ』
『また あなたの着物姿を楽しませてもらうわ』
などと うれしいお声をかけていただきます。
これも着物ならではの そう 特権であります。
1日は 毎月町田天満宮の骨董市の日
今月は はずせない別の予定と重なってしまったのだけれど
29日の着物でコンサートのちらしを配らねば!と思い
朝8時に到着。9時過ぎまでの一時間だけ 堪能しましたあ。
なかよしの三善屋さんと ほっこ堂さんに
ちらしを置いてもらい おしゃべりしながら 宣伝。
『おもしろそうね 行くわ』と言ってくださる方あり!
わーい 早起きした甲斐がありました。
ここで写メを撮って アップすればいいのに
きものとおしゃべりに夢中で つい忘れてしまいます…。
この次こそっ!
さて ここでやっと本題 格子の着物。
この日の私の着物は 黒と白の格子。
わたし 格子が だいすきなんですねえ。
昔から 洋服でもチェックがだいすきで
特にタータンチェックは 我慢できませんでしたが
着物でも 格子は 欲望を押さえられない!
格子というより まさにタータンチェックとかギンガムチェック
といったほうがぴたっとくるような ポップなものから
洋服ではあまりないような 着物らしいものまで
…ううっ こわくて数えられない。
しかも 格子は きものだけじゃない ときたもんだ。
格子の帯! これも超かわいい。
だけどさすがに チェックonチェックは むずかしい。
よっぽど 細かいチェックに 大きなチェックなら はまるかしら…。
でもやはり 着物と帯のあわせ方としては
かちっとした着物なら 丸い感じの帯
流れるような柄ゆきの着物なら かちっとした帯…と
心がけているのでねえ。
でも こんどやってみようかしら。
決まり事どおり ってのも
それだけじゃ つまらないからねっ。
木村 真紀 (2010年10月5日)
【木村真紀流】 おきもの解説
格子状に縦横の線を表した模様。また、その織物。チェック。
posted: 2010.10.05